新興国の債券信用度が先進国を逆転


新興国市場の債券に対する投資家の需要が高まり、
債務者が支払い不履行に陥った際の保証料にあたる
CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)
取引では新興国に対する保証料が初めて先進国政府を下回る状況になっています。




新興国の景気が先進工業国を上回るペースで回復していることを示す兆候が表れるなか、
トルコからインドネシアといった新興国のCDSは軒並み低下しています。


ブルームバーグによると、
西側諸国が赤字予算を補填し、
金融機関の救済資金を調達するために過去最大規模の国債売り出しを行う一方で、
ブラジルやロシア、インド、中国の
外貨準備は3兆ドル(約286兆円)と
08年1月から19%上昇、
今や世界の外貨準備全体の43%を占めるに至っています。







インドネシアの債務保証料は米ミシガン州を下回り、
ブラジルのCDSは4カ月来の大幅な低下を記録。

中国の保証料はこの1年の最安値に近い水準にあります。

11年前にデフォルトを経験したロシアに対し、
投資家は米カリフォルニア州よりも安い保証料を注文しているのです。


 
ドレスナー・クラインオートで
新興市場クレジット・ストラテジストを務める
ドミトリー・センチョウコフ氏は、
「1年前には予想できなかった。

だが今では新興国経済がG7の経済成長を上回るペースで拡大しており、
そのことによって、
新興国の保証料が先進国を下回ることに投資家が納得しているのは明白だ」
と語りました。 




世界的な景気後退の最中ですが、
政府の支出拡大と個人消費増加で、
新興国の景気後退はうすれています。

 中国では5850億ドル相当の景気刺激策や過去最高となる1兆ドルもの新規融資が製造業の活動拡大につながり、
証券会社CLSAアジア・パシフィック・マーケッツが、
発表した7月の製造業購買担当者指数(PMI)は
この1年で最高水準に達しています。

中国のCDSは昨年10月24日の2.97%から
0.66%に低下。


個人消費が経済成長の約3分の2を占める
インドネシアは、
1〜3月期のGDP(国内総生産)成長率が
4.4%増と東南アジアで最も急速なペースとなりました。


 
新興市場の債券相場は上昇、
CDSスプレッドが急落する中で、
新興市場の株高が世界の株式相場の上昇を引っ張っています。

今年の先進国の株式指数からなる
MSCIワールド・インデックスは15%高で、
新興国の
MSCIエマージング・マーケット・インデックスは
51%高になっています。

私が買っている、
中国株ファンドは、
暴落前の価格に戻りつつあります。

今後は、
新興国の急成長に期待がかかります。




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