「さわかみファンド」が設定から10周年を迎える


国内初の独立系運用会社としてスタートした
さわかみ投信の
「さわかみファンド」が、
来月24日に設定から
10周年を迎えることになりました。






同社の代表取締役社長の
澤上篤人氏は、
「民間の長期投資ファンドに自己防衛から資金が入るという
健全な草の根の動きは着実に増えてきている」
として、
10年後には2兆円規模を目指したいとの考えを明らかにしました。


澤上氏が、
10周年の感想をインタビューで語っています。
 
「一般生活者の財産作りを長期でお手伝いしようという理念のもと始めた。その理念や想いは全く変わっていない。
それよりも同調してくれる人が増えてきた。
これからもっと増えるだろうというのをはっきり感じる」

「ただ運用開始当初、これだけだらしない政策が続くとは思わなかった。
バブル前も後も日本は最大の債権国で、
世界第2位の経済大国だ。

それは何も変わっていない。
何故19年も日本経済は低迷しなくてはならないのか。
こういう状況に放り込まれている現実は予想外のことだ。

現在の政策は経済を動かす、
活性化するという観点が欠如している。
前向きなお金の使い方がされていない」 



Q.具体的にどうすればいいのか。 

「経済が大変な時に、お金のない人は何もできない。
そうした人を救うために国のお金ばかりを使っていたのでは国の借金は増えるばかりだ。

お金のある人が動かなければ経済は活性しない。
すぐに金持ち優遇だとか非難がでるが、
証券税制でも何でもいい。
お金のある人が自分の意思でお金を使うようなことをしなければならない」 
 



Q.この10年での変化は。 

「少し前までは悲壮感を持ち、
だから長期投資をやらなければという人が多かった。

最近は長期投資をするのが当たり前という雰囲気になってきた。
セミナーには30〜40代が増えてきた」

「個人は皆、国の借金は増え、
将来賃金も増えそうにない、
年金も当てにならない、
長生きリスクも出てきた、
ということに気が付き始めている。

この10年で日本全体が時間をロスした。
将来不安は増えるばかりだが、
そういう意味で個人はいつか動く。

その時に必要なのがモデルケースであり、
モデルを見ることによって動きは加速するだろう。
さわかみファンドは、その成功モデルとしてありたい」 



Q.さわかみファンドの目標は。 

「現在のGDPの2倍近いお金が超低金利の預貯金に寝ているというのは異常だ。
まだコアは動いていないが、
民間の長期投資ファンドに自己防衛から資金が入るという健全な草の根の動きが始まってきた。
動き出したら早い。
10年後には2兆円を目指したい」 


 
Q.独立系運用会社を立ち上げましたが、
この10年で日本の運用業界は変わったのでしょうか。

「何も変わっていない。
もう少しでまた新しい独立系運用会社も出てくるだろう。
自分達がもっとがんばらなければいけない」 



「さわかみファンド」の6月末純資産残高は2121億7100万円。ETFを除く日本株分類で
2番目の規模です。

毎月定額で買い付ける定期定額サービスを利用する投資家が約50%を占めていて、
設定来、資金フローは設定額が解約額を常に上回る純流入の状態が
10年間も続いています。

08年は年間で270億円を超える資金が純流入し、
09年も6月までの純流入額は100億円を超えました。

さわかみファンドは国内大型バリュー株投資のため、
現在のように、
成長株が上昇を続けている局面では
比較的リターンが良くありませんが、
停滞局面や下落局面では強さを発揮します。

このファンドは、
手数料も低く設定してありますし、
澤上氏の長期投資に賛同するなら非常に優秀なファンドです。

国内株式へ投資される方は、
少し買っておいてもいいのではないでしょうか。




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