アメリカの著名投資家
ウォーレン・バフェット氏が率いる
投資会社バークシャー・ハサウェイが、
3月末までの9カ月間に地方債の保有を倍増させました。
バフェット氏は地方債の記録的な価格変動で利回りは
「考えられない」水準だと指摘しています。
バークシャーの当局への提出書類によると、
3月末時点の地方債の保有残高は
40億5000万ドル相当と、
08年6月末時点の20億5000万ドルから増加しました。
08年7−9月(第3四半期)には10億9000万ドル、
09年1−3月(第1四半期)には9億8500万ドル
買い増していました。
同社は地方債を購入する一方で株式投資を縮小していて、
手元現金は過去5年で最低水準としました。
同社が地方債を買い増すなか、
リターン向上のために借入金を利用している
ヘッジファンドや投資信託などは、
昨年9月のリーマン・ブラザーズ破たん以降特に、
証拠金請求や投資家の解約に対応するため
保有証券の売却を余儀なくされています。
バフェット氏に関する著書のある
タバコリ・ストラクチャード・ファイナンス(シカゴ)社の
創業者ジャネット・タバコリ氏は、
「経験豊富な投資家はいい取引を獲得した」
と述べ、
「ウォーレン・バフェット氏のような人々にとっては掘り出し物があった。
バフェット氏は状況がどうあれ、バリュー投資の原則は不変だということを理解している」
と指摘しました。
メリルリンチが1989年に開発したミュニシパル・マスター指数によると、
地方債は08年9月にマイナス5.1%と、月間で過去最大の下げを演じた。
借り入れコスト急騰で発行体が新規発行を延期。
ブルームバーグがまとめたデータによると、
最高格付けの10年物非課税地方債の利回りは
12月に過去最高に達し、
同年限の米国債の2倍の水準になったのです。
バフェット氏は2月に株主にあてた書簡で
「投資の世界はリスクの過小評価から過大評価に移行した」
と述べ、
「数年前であれば、無リスクの短期国債のリターンがほぼゼロとなるなかで、
良好な格付けの地方債や社債で現在のような利回りが得られるとは考えもつかなかっただろう」
と指摘しました。
今回は、バフェット氏得意の、バリュー投資になっているようです。
バリュー投資は、誰も見向きもしてない、
価値も気づかれていない、
人気のない銘柄に、
徹底的に集中投資をするのです。
自分が理解できる事業で、
安定して利益を上げることができ、
できるだけ有利な「価格」で買うことができたのでしょう。
日本で購入が難しいのが、
残念です。
ウォーレン・バフェット氏が地方債の保有を倍増
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