放置された割安銘柄に投資する、
投資信託があります。
それは、野村アセットマネジメントで、
「ストラテジック・バリュー・オープン
(愛称:真価論)」です。
この投信を運用する株式運用部のシニア・ファンドマネージャー、
高柳健太郎氏は、
見放されている割安な銘柄の中から、
力のある企業を探し出すことが株で儲かるコツだとしています。
また今回のような変動の大きな景気循環においては、
勝ち組負け組みはセクターで決まるのではなく、
強い企業はより強くなる傾向があり、
むしろ業種の中で二極化が起きてくるとみています。
高柳氏は4月末現在、
「真価論」
をはじめ1200億円規模の日本株を運用しています。
高柳氏は割安な見放された銘柄を探すために、
バリュエーションによるスクリーニングを実施。
PBRやPER、M&Aレシオなどの割安指標に着目する
「割安性評価」と、
企業の財務状況の変化や経営改革・競争力、成長のポテンシャルなど企業の
「実力評価」の2つの切り口から銘柄選択をしています。
この見方の場合、足元の日本市場は、
東証一部のPBRは1.1倍弱で、
一時の1倍割れからは戻したものの、
水準は過去10年間の中でも割安な水準にあるとみています。
ただ利益との比較で割安に見えていた指標も、
昨年秋以降の急激な業績見通しの悪化で、
利益見通しが非常に難しくなっています。
現在の悪い状況はどこまで続くのか、
高柳氏は、昨年予想していたような楽観的な企業収益は簡単には戻らないのではないか、
とみています。
そのような状況下においては、
むしろ大幅に業績を戻してくる企業(勝ち組)と、
全く戻すことのできない企業(負け組)に分かれ、
各セクターの中で業績格差がつき始めてくるだろうとし、
企業のクオリティの見極めが重要な局面にある、としています。
高柳氏が注目する視点は、
世の中が刻々とあるいは急激に変わっていく中で、
新しい絵のかける企業であり、
売り上げが落ち込んだ後に、
再び戻すことのできる企業。
それはいいものを安く作ることが出来て、
コストをかけずに売る力がある企業などです。
同氏の選択眼で、過去にファンドのパフォーマンスに貢献した銘柄には、
東京製鉄や任天堂、
ファーストリテイリング、
セブン&アイ・ホールディングス
などがあります。
アクティブファンドの場合、投資銘柄に惚れ込み、少ない銘柄数で勝負するファンドマネージャーがいるなかで、
高柳氏の選択銘柄との付き合いは
「マーケットでホットになっているものやグループからは、
離れようとしている。
むしろそういうホットなものをポートフォリオに持っていたら、少しずつ手を離していく。
買う時は人気のない時に」
と話しています。
高柳氏のクールな投資判断がファンドの超過収益につながっています。
高柳氏が現在、運用している
「真価論」は、まさに同氏のいう
「株で儲かるコツ」
を銘柄選択の切り口として実践しているファンドなのです。
2000年7月25日の設定以来9年近く、
同氏が運用の舵を取ってきた。
4月末時点の基準価額は9555円(既払分配金1320円)。足元の基準価額は1万0134円。
03年にはモーニングスターのファンド・オブ・ザ・イヤーのルーキー部門で
優秀ファンド賞を受賞。
設定後は、常に対TOPIXを上回る投資実績で、
小ぶりのファンドですが、
玄人好みの長寿ファンドの1本となっています。
パフォーマンスの良さから07年11月に
「真価論」と同じマザーファンドに投資する
「野村バリュー・フォーカス・ジャパン」
を設定しています。
日本株に投資する投資信託として、
期待できる金融商品です。
日本株の割安銘柄に投資する投資信託
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