大投資家ジョン・テンプルトンの投資法に学ぶ


ジョン・テンプルトンと言う、
株式市場では有名な大投資家がいました。

「強気相場は絶望のなかで芽生え、
懐疑のなかで育ち、楽観のなかで成熟し、
幸福のなかで消えていく」
という有名な名言でも知られている人ですが、
7月上旬に95歳でお亡くなりになりました。



改めて彼の人生を振り返りながら、
彼の投資法について考えてみたいと思います。


最近の市場状況は、
世界の株式市場をはじめ不動産、住宅、食糧、債券などの市場も大荒れです。

こういったときに、彼の一生を振り返ってみると教訓となることも多いのです。

大投資家として知られるジョン氏は、
ただの貧乏な青年でした。

その彼にとってチャンスがやってきたのが1939年、
折からの欧州で始まった第二次世界大戦でした。

ヒットラー率いるナチスの勢いはもの凄い勢いで、
世界は彼の唱える第三帝国に乗っ取られると大いに怯えていました。

開戦時は戦争には参加していなかったアメリカでも、
当然このヒットラーの戦争は悲観的なニュースのため、
株式市場は大暴落となり1ドル以下に叩き売られる銘柄が続出しました。

その時に若干26歳のテンプルトンは当時としては巨額な1万ドルを借金し、
1ドル以下の株を買うという思い切った投資を行ったのです。

そして100株ずつ104銘柄に投資をしましたが、
結果的に倒産し紙切れになったのはたったの4社。

暴落に耐えた残る100銘柄はその後大きく値上がりし、
たちまち彼は巨万の富を築くことになりました。

その後1950年代には外国への投資にも乗り出しました。

戦後のアメリカは世界中が荒廃しているなかで一人勝ちの状態であり、
ドルは世界最強、
低インフレ、低金利で文字通りゴールデンと呼ばれる繁栄をしていたため、
外国なんかに目を向ける人は少なかったなかでの外国投資でした。

結果として彼の運用するファンドは着実に値上がりし、
1954年から1982年の間に何と200倍ものリターンとなりました。

彼は見事に変化をチャンスに変えたのでした。

いま世界は戦争状態ではないものの、
ある意味では戦争勃発に似た悲観論が横行しています。

そのため次ぎから次へと悲観論者が出てくるし、
それなりに説得力もあります。


しかしテンプルトンの故事が示すように、
ひょっとしたらチャンスなのかも知れません。

問題が顕実化してくれば、人類にはそれを解決しようとする知恵もあるし、
また自然と節約しようとする動きも出てきます。

混乱の原因である「3つのF」、
・FUEL(燃料)
・FOOD(食糧)
・FINANCE(金融)
についても、すでに自動車は売れなくなり、
車の数もめっきり減ったし、
食糧にも節約の動きが見えます。

金融の問題は時が何れ時が解決するとすれば、市場の悪材料も過度に織り込む場面が近いのではないでしょうか。
生き残れる強い企業を安く買うチャンスかもしれません。

株式投資では、株を安く買って高く売ることができれば成功です。
このシンプルなやり方で成功したのが、
ジョン・テンプルトン氏だったのです。

彼の投資方法が、今、役立つ時期かもしれません。


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