金融危機で大もうけしたヘッジファンド


金融危機の影響で、市場では、
株価が大きく下げて、先行きが見えずに不安定な動きをしています。





過去17年にわたり全戦全勝の記録を持ち
「ヘッジファンド業界のプリンス」と呼ばれる
アンドリュー・ウェイス氏も
「史上最大の危機だ」と述べ、
今後の展開を予想しています。

すなわち「今後数年以内に、
モルガン・スタンレーが倒産する可能性は45%、
またシティー・グループが消滅する可能性は21%」。

つまりは、アメリカ政府が各国に要請して進めている7000億ドルの救済計画では資本が圧倒的に足りないということのようです。



11月15日にはワシントンで、世界各国の首脳を集めた緊急経済対策会議が開かれる予定ですが、
頼みの綱である中国やロシアも自国の経済を安定化させることが先決とばかり対米支援には後ろ向きです。

ユーロランドと呼ばれるヨーロッパ各国も株価急落の影響で、
大手の銀行が次々と国家管理化に入るような状態が続いています。

金融王国として、世界のマネーを集めてきたスイスでさえも、
ばたばたと銀行が傾くという異常事態になっています。

まさに、世界的に不況や恐慌に対する不安感が広がっている状況です。






そんな状況の中、
投資家に歓喜のあいさつ文を発送したファンド社長がいました。


この金融パニックの先行きを冷静に見通し、
史上空前の利益を稼ぎ出したヘッジファンドが存在しているのです。

昨年の夏以降サブプライムローン危機がいずれは大爆発すると予想し、住宅バブルの逆張りで大きな利益を確保したヘッジファンドの代表が、
レイド・キャピタル・マネジメントの
アンドリュー・レイド氏です。

なんと、この1年間で顧客から運用をまかされた資金を87倍に増やすことに成功。

彼はアメリカの住宅ローン市場が危機的状況にまでバブル化していること見抜き、
不動産市場の下落に賭けたのです。

その結果、巨額の利益を確定した彼は自らが運用してきた
8000万ドルというファンドを閉じることにしました。

投資家にファンド手仕舞いの挨拶文を発送し、
その中で
「皆さん方には十分配当と利益を提供させていただいた。

おそらく皆さん笑いが止まらないことでしょう。
どうぞ二日酔いにご注意ください。

私は、皆さん方とともに生涯使い切れないだろう金額のお金を手にすることができました。
もう住み慣れたマネーゲームの世界からは足を洗い、
明日からは普通の生活に戻りたいと思います」。

この顧客宛の手紙を書いたレイド社長は今年37歳になったばかり。

今後は使い切れないほどの財産をどう有効に活用するか思案するため、しばらく南の島でのんびり暮らすといいます。

実は、こうしたレイド社長のように大勢とは違う道を歩み、今回の金融大パニックを見事すり抜けたヘッジファンドの経営者たちが何人もいるのです。


現在1万社をこえるヘッジファンド業界ですが、
その大多数は横並びの投資戦略のため、
今回ばたばたと倒産、討ち死にしてしまったのです。
そのため、半分は消滅すると見られています。

しかし、絶対利益の確保を売り物にしてきたヘッジファンドの業界ではしっかりと巨万の富を手にしたファンドマネージャーもいます。

彼らは、自らの才覚で大成功を収めたことすら表には明らかにしようとしません。
まさに徹底した情報管理をしているようです。

 


今回の金融危機では、
イギリスの誇る女王陛下直属の金融投資顧問団ですら今回は大きな損失を計上したといわています。

イギリス王室は長年にわたり女王陛下の財産を管理運用する専門の投資家集団を抱えています。

七つの海を制覇した大英帝国の経験と情報ネットワークを駆使し、
これまでイギリス王室は世界の大富豪としての地位も確保していました。

しかし、今回のウォールストリート発の金融大津波には効果的な防衛策を講じることができず、
結果的に65億円を越える損失を出してしまいました。
今後もその損失額は増える可能性もあるようです。

女王陛下の直属の部隊ですら大損をしてしまったのです。

今回のレイド社長のような若いけれども独自の嗅覚で危機を先読みし、大勢の流れにとらわれず、
独自の資金運用でマネーゲームを勝ち抜いた才能は、
すばらしいものだといって間違いありません。

私の投資は、株式が多くて、
結構な含み損を抱えていますが、
成功したファンドのように、
しっかりと物事をよく考えて、投資判断をしなくてはいけないと思いました。



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