モルガン・スタンレー・
アセット・マネジメント投信の
最高投資責任者(CIO)、
ジョン R.アルカイヤ氏は、
足元の世界の金融システムはパニックの様相を呈しており、
多くの経済混乱やゆがんだ価格形成を引き起こしていると指摘。
今後の投資対象として魅力的なアセットクラスは、
売られ過ぎの日本株と
高い成長率を誇るエマージングの株式との見方を示しました。
「日本株は絶好の買い場」だと話しています。
一方、魅力的でない投資対象に債券を挙げました。
アルカイヤ氏は、セミナーで、
足元約1カ月半の日本株の下げについて、
「正直、ここまで下げるとは思っていなかった」と述べました。
日本株は約3割を外国人投資家が保有しているという状況下で
ヘッジファンドの解約など海外勢による売りが続く中、
国内投資家からの買いが入らず、
薄商いの中で売りが売りを呼んだことが大きな下げにつながったと分析しています。
また、NYダウ平均が昨年10月に
1万4000ドルの高値をつけてから
1年で50%下落し、
商品市況もバレル当たり140ドルだった原油価格が約半年で半分になり、
為替も3カ月で大幅に調整するなど、
金融商品は3段階で調整してきたとし、
大きな下げは一段落したのではとの見方も示しています。
一方、日本株はテクニカル分析的にも
「RSI(Relative Strength Index:相対力指数)は過去20年でみてもここまで下がったことがなく、
売られ過ぎのレベルに入ってきている。
PBR(株価純資産倍率)も1倍割れとなるなど、
日本株のバリュエーションは売りの最終局面を示している」
というのです。
来年3月末までの株式市場動向についてアルカイヤ氏は、
足元では11月4日の米大統領選挙後にかなりの反発があると予想しています。
ただ、米国においては例年、個人投資家の年末に向けたタックス・セリングが出るため、
11月下旬から12月中旬にかけてはいったん下がる局面があるものの、
来年1月にはまた買い戻しが入るだろうとみています。
さらに日本市場は、
MSCIワールドインデックス(地域別)でみると、
他の市場と比べて景気敏感株セクターのウエートが6割と非常に高い。
2000年のITバブル崩壊以降、
03年の世界経済が上昇に転じた時に一番伸びたのが日本株であり、
「今回も景気が回復に転じれば、
一番に日本株の上昇が見込まれる」
と今後の日本株の動きを予想しました。
日経平均は、バブル期の最安値をした回って9000円台を回復、
目先、8000円台へ下げてきていますが、
押し目買いのチャンスのようです。
慎重に、銘柄を選んで投資しましょう。
売られ過ぎの日本株に買いの好機
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