シンガポールを拠点に活躍する、
著名投資家マーク・モビアス氏は、
記録的な株安となったロシアで
「割安株」を探していると語りました。
世界3位の外貨準備金を保有するロシア政府は世界的な金融危機を乗り越えようとする投資家に機会を与えることで自国の株価安定が図れるはずだと述べました。
テンプルトン・アセット・マネジメント
の会長として
新興国株約400億ドル(約4兆2292億円)を運用する同氏は、
「実際、われわれはロシアへの資金配分を強化するつもりだ。
この株価急落はわれわれのような投資家に恩恵をもたらし、
ロシアで割安株を見つけるチャンスもある」と語りました。
ロシアとグルジアの軍事衝突で発生した政治的リスクと原油価格の下降により、
ドル建てのRTS指数はブルームバーグが調べた88市場で今四半期ワースト2位の下落幅となっています。
6月30日以降で
RTSは48%、
ルーブルベースのMICEX指数は
42%それぞれ下落。
テンプルトン社の新興市場ファンドは、
ロシアの石油最大手ルーク・オイルや
携帯電話大手モバイル・テレシステムズの株を保有していますが、
同じ期間で約27%の損失を計上しました。
ロシアの主な証券取引所では、
当局の指示を受け9月30日の開場直後から2時間にわたり取引を中断。
米S&P500種株価指数は同日、
1987年来最大の下げ幅を記録しました。
BNPパリバの見積もりでは、8月のグルジア紛争後にロシア市場を引き揚げた投資家の資産は
570億ドル以上に上っています。
モビアス氏は、
「ロシアには必要に応じて市場の安定化を図るのに十分な現金があると信じている。
市場に落ち着きが戻ると確信しているのはそのためだ」
と話しています。
ロシアは1000億ドル以上の緊急資金を投入し、
株式市場の支援と借入コスト軽減を図ると誓いました。
外貨準備金は5590億ドルに達していて、
この額は事実上のデフォルト(債務不履行)が発生し、
ルーブルが下落した98年当時の約45倍になります。
モビアス氏は先週、アメリカについて、
「多大な負債と財政赤字を抱え、新興市場的な特徴を見せている」
と指摘。
同時に「米国のリセッション(景気後退)が長期化するとは思っていない」と述べました。
モビアス氏のロシアに対する関心事は、経済が順調に成長し、
政府がインフレを食い止められるどうかだということです。
「これまでのところ、うまくいく特徴をみせている」
と話しています。
ドボルコビッチ大統領補佐官は9月25日に、ロシアのインフレ率は、政府の資金投入を受け、12%に届くか「わずかに」上回る見通しだとコメント。
金融危機の影響で、GDP(国内総生産)が1%程度減少する可能性もあるようです。
同国の経済発展貿易省は今年のGDP伸び率を7.8%と予測しています。
正直、ロシアについては、あまり積極的に投資したいとは思いませんが、
長期的に見ると売られすぎた株などを投資しておくにはいい時期だと思います。
投資信託などで慎重に分散投資するのがいいかもしれません。
投資家マーク・モビアス氏がロシア株に投資
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